コンピュータの環境と履歴(iPod touch)

iPod touch(MC008J/A)

 iPod touch(MC008J/A)を購入し使い始めたのが、10.01.25です。
 しかし、11.07.24現在、私のホームページには「iPod touch(MC008J/A)」を解説したページが実はありませんでした。「コンピュータの環境と履歴」にも「徒然なるままに・・・ 」にも・・・

 これは、使い始めた時期が実は関係をしています。
 病院の開設準備という仕事に追われるなか、忙しさのあまり"切れ"て、都心へ出張した時に勢いで買ってしまい、ホームページを更新する時間も取れず、「SONY CLIE PEG-TH55」との整理もできないまま、なし崩しで使用を開始してしまったからです。
 以降もページ作成の機会は何回かあったものの、ついつい面倒くささのあまり放置してしまったのです・・・
 今更の感もありますが、私のコンピュータの使用履歴でもあるので、今回作成することにしました。

 さて、今、私が使用をしている「iPod touch(MC008J/A)」ですが、「iPod touch」としては、「Late2009」いわゆる「第三世代」です。
 「ARMCortex-A8プロセッサ600MHz」、メインメモリ「Mobile DDR SDRAM 256MB」、保存用メモリ「32GB」という性能は、特にiPod touch内で重い処理を行うようなソフト日常的には使用しないので、必要十分です。
 32GBのメモリは、音楽を約2000曲、ビデオを30本、アプリを40本入れても、まだ9GB余りを残し、現在は十分なものであると感じています。

 しかし、2010年09月に第四世代が発売されていますので、既に旧世代のものとなっています。先述のとおり(これまでは)処理の重いソフトも使わず、カメラを全面的に、デジタル一眼コンパクトデジカメを使用することにしている私にとっては、第四世代は「Retinaディスプレイ」以外は魅力に欠けていたのと、買って1年も経たないので買い替えをスキップしました。
 例年のことを考えると、まもなく第五世代又は第四世代のマイナーチェンジ版が発表されるはずですが・・・、こちらは内容をみてから考えます。

仕様や性能

 Wikipediaに良くまとまっていますので、そちらへのリンクを置いておきます。
 簡単な仕様のみ表で掲載しておきます。

 ・リンク先へ

第3世代
(32/64GBモデル)
初期搭載iOS iPhone OS 3.1
CPU ARMCortex-A8プロセッサ600MHz
メインメモリ
(作業用メモリ)
Mobile DDR SDRAM 256MB
フラッシュメモリ
(保存用メモリ)
32/64GB
ディスプレイ 3.5インチ型マルチタッチ液晶
画素数:480×320ピクセル、解像度:163ppi
無線LAN IEEE 802.11b/g
PPPoEには非対応。すべてのインターネットへのアクセスは無線LANを介する。
カメラ 非搭載
電池 充電式リチウムイオンバッテリー
サイズ 110mm(縦)× 61.8mm(横)× 8.5mm(厚)
重さ 115g

<使用しているアプリ>

 使用時期によってかなりアプリが入れ替わっています。
「当初」、CLIEとの「世代交代期」、「現在」の3つの時期に絞って、そのときの使用目的や主な使用しているアプリを解説していきます。

当初

 使用を始めた当初は、「SONY CLIE PEG-TH55」と併用して、音楽・ビデオプレイヤーとして使用をしていましたので、基本的には標準アプリとゲームをソフトを中心に入れていました。

世代交代期

 「SONY CLIE PEG-TH55」と完全に入れ替えるつもりで、「手帳」的な機能と「辞書・辞典」機能と「電子文書閲覧」機能を強化しました。
 この頃は、自宅を出てしまうとinternetに接続する通信手段がありませんでしたので、必要なものは自宅で予め同期・保存をしておき、オフラインでも使用できるように環境を作りました。
 また、gmailgoogleカレンダーtoodledoといったクラウド型サービスを利用して、iPod touchのバックアップやデータ入力性の向上(PCからの入力)を図りました。
 「SONY CLIE PEG-TH55」と完全に入れ替える上でキーとなったアプリがいくつかあります。

  1. CLIEとgoogleカレンダーは連携させていましたので、iPod touchでも連携が出来るものそして、月間ビューで4件/日の予定が表示を出来るものという条件を満たすスケジューラーとしては「さいすけ」を採用しました。
     iPod touchの標準アプリのカレンダーと同期・利用が出来るものはいくつもあったのですが、当時はgoogleとの連携や使い勝手や機能を考えると、「さいすけ」の一択だったと思います。今ではいくつものアプリが登場していますが…

  2. Files Pro」は、「季節の花 300」というWebサイトを持ち歩くために導入しました。1フォルダーに1万以上ものファイルが存在すると言う、ある意味ものすごい構成のサイトなのですが、咲いている時期や色、似ている花リンクから「花」を探すことができます。
     例えば、「7月に咲く花」のページを開くと開花時期順に花の名前とともに写真のサムネイルが表示されます。大体の花はこれで探すことができます。また、「6月から咲いている花 」も同じページ上にあるので、多少咲く時期がずれても探し出せます。
     他にもフォルダーを分けて、Webサイトのアーカイブを置いておくことができるので大変便利です。
     基本的には、有名な「GoodReader」と用途がかぶります。

  3. YiShow」についても主な機能としては、「GoodReader」と用途が被っていますが「PalmDoc/MeDocの閲覧機能」があるこの一点で導入しました。
     CLIEでは、Newsサイト等をWeb巡回(Piloweb Proを使用)して、保存して持ち歩き読んでいました。同様の使い勝手を実現するために導入。ちなみにPiloweb ProはTEXT形式にも書き出せるので、i文庫などでも読めます。MeDoc形式だと、リンクごとに見出し・栞として管理されるので、さらに便利でした。

  4. 百科事典マイペディア」(6.6万語)と「EBpocket Free」(Wikipedia日本語版(20100210頃)を全文ダウンロードして検索している)と「大辞林」(26.1万語)は、辞書好きな私としては外せないソフトです。
     当時、出先ではinternet通信環境がなかったので、オフラインで検索・閲覧できることが条件でした。「大辞林」は、手書き入力もサポートしたので読みの分からない漢字も探すことができます。

 上記のアプリを中心に、CLIEで使用していた用途・目的は大部分を再現することができ、多くは使い勝手も向上しました。
 しかし、移行できなかった若しくは使い勝手が著しく下がったものもあります。

 「データベース」がその代表格。日本語が使えて、表形式でみれ、任意のフォームが作れるという条件を満たす物がありませんでした。ましてや、動作速度は全くの論外。つい最近まで、満足な使い勝手のものはありませんでした。
 なお、CLIE時代には「Handbase for Palm」を使用していました。
iPhone版もあるにはあるにですが、全く日本語が使えません…要望はしたのですが、今現在も二バイト文字の対応はなされていません。
 「乗り換え検索・時刻表」もいい物がありません。iPhoneならば、通信機能を生かして検索などを行えばいいのでしょうが、無線LAN以外の通信機能を持たないiPod touchでは、アプリでオフラインで使いたかったのです。 CLIEで使用した「TRAIN for PalmPilot」のようなものは存在しませんでした。時刻表表示は「DA TrainTime」のようなものを探しましたが、「A駅→所要時間を加味→B駅の時刻表示」のような乗り継ぎ表示ができる物がやはり見つかりませんでした。
DA TrainTime(時刻表表示)」は、「駅.Locky」で代用しています。「TRAIN for PalmPilot(乗り換え検索)」は、無線LANの使用できる場所でしか使用できませんでしたが、「googleトランジット」の画面へのリンクをおいて、代用しました。

現在

 昨年の夏からは、NTT東日本の光ポータブルを導入し、屋外での常時通信環境を整えました。おかげで、外出先でも通信系のアプリを使うことができるようになりました。
 また、光ポータブルにはNAS機能もありますので、たまに参照する程度のファイルや「季節の花 300」等のhtmlファイルは、iPod touchから移動させ、iPod touch 本体のメモリを空けました。
移動させたファイルの容量的には、1〜1.5GB位です。本体メモリに1万以上のファイルが入っているので、iTunesとの同期に非常に時間がかかったためというのが、ファイル移動の一番の理由です。
 「データベース」の弱点をカバーするために、パソコンには「FileMaker Pro」を、iPod touchには、「FileMaker Go」を導入しました。
 Excelファイルの編集・閲覧には、「Numbers」を導入しました。
 東日本大震災後に「MapFan for iPhone/oPod touch」が無料化された時期があったので、今後のために導入しておきました。地震の帰宅などでは活用しないことを祈っていますが、手元にいつでも見れる地図があるというのは安心感があります。
 実は、日常的に仕事や旅行にと活躍をしています。

 自宅のいろいろな書類が、DocuWorks形式にされて保存されています。それを出先で眺めるために「DocuWorks Viewer Light for iPhone/iPad」を利用しています。今まではPDF形式に一回変換してから、保存し利用していましたが、このアプリが提供されてからは、コピーするだけで利用できるようになりました。
 やはり、このようなソフトはiPadのような大きい画面で使いたいですね・・・

使用期間:10.01.25〜11.11.10

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最終更新日:2011/07/31 22:06:34 作成者:高橋 秀雄 hd5h−tkhs @ asahi−net.or.jp
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