徒然なるままに 18年06月27日
SONY BDZ-FW1000の購入
現在2台のブルーレイレコーダーを使用しています。(その1、その2)
どちらもダブル録画なので、同時に4番組までを録画することが出来ます。
しかし、それぞれ、2009・2012年の購入なのでそれなりに年季が入ってきています。
特に2009年に購入をした、BDZ-T75 については、約9年間も使用していることになります。SeeQVaultにも、ワイヤレスおでかけ転送にも、Ultra HD ブルーレイ再生にも対応をしていないので、4K対応テレビへの買い替え(こちらのテレビも9年ものなので…)も見据えて、「Ultra HD ブルーレイ」再生対応機も欲しく、買い替えを決断しました。
メーカーは機器間の連携や自分の好みの色合いや操作性を考えて、ソニー一択です。
折よく、BDZ-FT/FWシリーズが、5月26日(土)発売になるとの情報を得ましたので、買うに値するのかをいろいろと調べてみました。
新しいほうのブルーレイレコーダーから見ても、6年も経過をしています。いろいろと新しい技術が投入されています。
購入ポイント・機能説明
購入決断のポイントや気になった機能を簡単に説明していきます。
- SeeQVault対応
- 本規格に対応しているHDDやメモリカードへ記録をすることで、録画をした機器以外でも、データ保護(ダビング10)された番組を、持ち運び・再生できる。(HDDは原則同一メーカー)
我が家にある機種では、ブルーレイレコーダーに接続された外付けHDDに録画・移動したとしても、SeeQVaultには対応していないので、録画をした機器以外では再生できません。
今回購入した機器以降では、録画をした機器以外でも再生等が出来るようになります。
- ムーブバック機能
- ソニー製ブルーレイディスクレコーダーでブルーレイディスクに保存したデジタル放送番組を、本機のHDDにムーブバックする(書き戻す)ことが可能。
但し、BD-REまたはBDクローズされていないBD-Rのみ。
SeeQVaultに対応していない旧機種からのデータ移行に利用が出来るかも・・・
- Ultra HD ブルーレイ再生
- 4Kテレビに接続した場合、ブルーレイ(フルHD:2K:2048*1080)より高い解像度のUltra HD ブルーレイ(4K:4096*2160)の再生を行うことが出来ます。(4K番組の視聴・録画は出来ません)
輝度・色域も大幅に広がっています。
但し、4Kの再生には「プレミアムハイスピードHDMIケーブルまたは18Gbps対応のHDMIケーブル」「HDCP2.2および4K/60pに対応したディスプレイ」が必要となります。いずれ、テレビを買い替えたときには当然これに対応します。
- 4Kアップコンバート
- 2Kのフルハイビジョンを、アップコンバート(高解像度・高画質化)します。
- ワイヤレスおでかけ転送
ワイヤレスおでかけ転送フルHD
- メモリカードやケーブルを利用することなく、録画した番組をスマートフォンやタブレットに転送することが出来ます。Wi-Fiを利用します。QVGA(320*240)であれば1時間番組を約2分30秒で転送できます。
あらかじめ自宅でデータを転送しておくので、安定して再生することが出来、パケットも消費しません。
利用には、「Video & TV SideView」が必要で、初回利用時に課金されます。
Andoroidだけではなく、iOSでも「Video & TV SideView」は利用可能です。
タブレットであれば、HD解像度で転送しておくことが可能です。XperiaTablet 等はメモリカードを交換可能なので、お気に入りの番組をワンシーズン全て持ち歩くことも可能です。
- 家じゅうどこでも視聴(ソニールームリンク、DTCP-IP)
外からどこでも視聴
- こちらも、「Video & TV SideView」を使用して利用します。(DTCP-IPクライアントであれば、他のソフトやハードでも可能)
Wi-Fiや有線LANを利用して、転送しながら番組を視聴します。転送しながらなので、現在放送中の番組もスマートフォン、タブレットやPCのDTCP-IPクライアントで視聴可能です。
一定間隔毎に、同一のLANにあることを確認しなければ利用を継続することが出来ないのですが、宅外でも視聴する機能も搭載されています。ブルーレイレコーダーとクライアント(Video & TV SideView等)が宅外視聴機能に対応している必要があります。
認証されている期間内でかつネットワーク接続が可能であれば、海外から視聴することも可能です。
- 新作ドラマ・アニメガイド/先行予約
- 電子番組表を利用した予約では、1週間前(8日前)からしか予約を行うことが出来ません。
番組宣伝は、1月以上前から始まりことが多いので、興味を持った時には、予約を簡単にすることが出来ませんでした。
今まで(私)は番組名をキーワード指定して録画させていましたが、先行予約機能が付いたので簡単に予約をすることが出来ます。
- Video & TV SideView
- 先ほどから何回か出てきていますが、スマートフォンやタブレットで利用する番組予約・視聴ソフトです。
今回入れ替え対象となった「BDZ-T75」でも利用できるはずなのですが、あまりよく動いてくれませんでした。2012年に購入した「BDZ-AT950W」ではある程度使えていたので、出先で気になった番組の予約を行うとか、お風呂で「家じゅうどこでも視聴」するとか、便利に使用をしていました。
今回購入した、「BDZ-FW1000」では、前述の「ワイヤレスおでかけ転送」や「外からどこでも視聴」が新たに出来るようになりました。
- ソニーストアーの割引クーポン
- 10%引きのクーポンが手元にありましたので、利用をしました。
ソニーストアで購入すると3年間の長期補保証が無料でついてきます。
発売したばかりで、ほとんど値引きがない機種ですので、活用させていただきました。
設置
配線・設置作業は、基本的にはBDZ-T75と交換する形で行います。
当然ですが、BDZ-T75の番組は視聴・BDへの書き込み済みです。
ぐちゃぐちゃになっている配線を整理したうえで、「BDZ-FW1000」をAVラックに設置します。AVラックにはキャスターがついているので、こんな時には簡単に引き出し作業を行えるので大変に楽です。B-CASカードを取り付け、放送が映るかどうか、録画・再生はできるのかといった基本的な動作を確認します。
ここまで約1時間もかからない作業でした。
さてここからが問題です。
我が家には、AVアンプとして、「Marantz SR6004」が設置されています。今までは、「BDZ-T75」の光デジタル端子から「Marantz SR6004」へと接続をして、音楽番組や映画は5.1chで楽しめるようにしていました。
ところが「BDZ-FW1000」には、光デジタル端子は存在をしません。その代わりに、「HDMI2出力端子(音声(AVピュア))」という端子・機能があります。
この機能を使って、TVとアンプをつなげばいいやと思っていたのですが、接続をしてみると上手く機能をしません。
「Marantz SR6004」側の入力端子設定を変更しなければいけませんでした。試行錯誤しながらになってしまったので、こちららだけでも1時間以上かかってしまいましたが…ハイレゾ(最大96kHz/24bit)での再生ができます。(最近は、384KHz/32bitなんて言う、高ビットレートもあるようですが…)
使い勝手
さて、使い勝手です。
いままでしようをしていたBDZ-T75 と、BDZ-AT950Wは、クロスメディアバー(XMB)をユーザーインターフェスとしていました。
今回の「BDZ-FW1000」は、「らくらくスタート」ような画面が、基本のユーザーインターフェースとなりました。
一般的な操作体系ですので特に問題なく利用をすることが出来ました。
2番組同時録画中でも、「2番組同時配信」、「BDソフトの再生」、「BDへの高速ダビング」、「ソニールームリンク(録画済番組配信)」の使用などマルチタスク性能も充実。その他、2つの録画番組すべてに対して、「追いかけ再生」や、「早見再生」、チャプターの自動作成などが可能です。
ということで、さらに同時にできることへの制限が少なくなりました。
よく利用する時間帯の録画をBDZ-AT950Wにすることで、基本的には制限なく利用できます。(予約の振り替えは、Video & TV SideViewを使うことで簡単に行えます。)
番組の持ち出しができるようになったので、通勤時間中や勤務開始までに見れるように、短時間のニュースを毎日上書き録画することとしました。ワイヤレスおでかけ転送をすることで、iPhoneのパケットを消費することなく、電波状況を気にすることなくニュースや天気予報を確認できます。
転送をし忘れた場合には、外からどこでも視聴で番組を視聴します。 (EEG(AVC 1.5M)なら 0.2GB程度)
これは大変便利でした。
最後に。ソニーストアで注文をしたので、発売日である26日土曜日より早く5月24日木曜日には到着をしました。
最終更新日:2018/08/05/27 09:30:00作成者:高橋 秀雄 hd5h−tkhs @ asahi−net.or.jp
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