コンピュータの環境と履歴(iPhone4)

iPhone4(MC605J/A)

導入にあたって

 従来使用していたiPod touch(第3世代)にかわり、iPhone4(第4世代)を導入しました。
 といっても、回線契約をつけない中古・白ロムの導入です。

 導入の一番の理由は、「GPSを使いたい」です。
 最近、電動アシスト自転車でサイクリングをしていて、現在地がすぐに分からないということがありました。iPod touchもオフライン対応のMapFan for iPhone/iPod touchを入れており、Wi-Fiによる位置特定は行えるようにはしていますが、やはりGPSを利用したものよりも精度は劣りますし、既知のWi-Fi基地局が掴めない場合に配置が特定できません。
 そして、FileMaker GoNumbers導入による動作速度の遅さが気になりだしたこと、2年余りの使用と、FileMaker GoNumbersといったCPUパワーを使うアプリの導入で電池の持ちも悪くなってきたことがあげられます。

 素直に考えれば、最新のiPhone4S を SoftBank や au で契約すれば、新品の性能の良いものが手に入ります。
ただし機種代と24ヶ月の通信費用を合わせると、15〜16万円の負担となります。

 私の要求としては、まず支払総額の低廉化。そして、低速の回線でも良いから、旅先・帰省先でも確実にデータ通信できること。(ただし、主な機能がオフラインでも使えればよい)
 検討の結果は、docomoの回線を利用した日本通信のb-mobile U300を、モバイルルーターで使用し、通信できる環境にいる時にはデータを同期・保存するという現在の通信方法を変えずにいくことにしました。
 すると、性能の良いiPhone4(第4世代)を安く入手できればよいことになります。

中古・白ロムの導入の注意点

 中古の携帯電話やiPhone4を買う場合には、大きな問題があります。
 その一つが「赤ロム」といわれるものです。
 携帯電話やiPhone・スマートフォンは、2年縛りの期間中に機種代相当分を割引をしつつ、分割払いをするという販売方法が主流になっています。
 このため、後述の電池の持ちが良いものを探すと、まだ、分割払いが継続中のものとなることがほとんどです。
この分割払いの支払いが滞ると、せっかく中古で購入した端末が、キャリアー側からの遠隔操作により使用できない端末となることです。
 私の場合には、通信可能なsimを使用しないことと、赤ロムになったら交換対応してくれるショップより購入しましたので、数日使えなくなることはあるにしても、基本的には大丈夫かと…

 さらに、最近生じた問題が一つあります。
 iOS5になり、SoftBank版iPhone4(第4世代)は、OS Version Up時に、simカードが入っていないとアクティベーションができないということ。(参考記事
中古のiPhone4(第4世代)は、simカードが抜かれた状態で販売されています。そして、多くの場合、動作確認や前のデータをすべ消すために、「新しいiPhone」として復元がされています。その際にiOS5に強制的にされているのです。
 解決策としては、アクティベーションが必要な時にSoftBankのマイクロsimカードを誰かから借りるか、アクティベーションカードを入手するか、simフリー版のiPhone4(第4世代)を手に入れるかということになります。(回線契約のないSoftBankのマイクロsimをどうにかして手に入れるという手段もありますが…契約約款上はあり得ない話ですし…)
 私は、iOS5対応のアクティベーションカードを入手して、問題を解決することにしました。将来のOS Version Up時に使える保証はないので、気を付けなければいけませんが…

 中古を購入する場合の注意点です。
 外装や液晶は動作確認時に点検することができますが、電池のヘタリ具合は確認することができません。
製造番号やシリアル番号で、当たりをつけることとなります。
 iPhone4(第4世代)は、「設定」→「一般」→「情報」と画面をたどることで、シリアル番号を確認することが可能なのです。
シリアル番号の上位2ケタが製造工場記号、3桁目が製造年の下一桁、4・5桁目が製造週を表しています。
 私が購入したものは「**126******」ですので、2011年の6月最終週から7月第1週にかけてに製造されたものということになります。
製造後半年もたっていないものをうまく手に入れたことになります。
 しかし、この確認方法は前述の通りアクティベーションが終了していない状態では使うことができません。
 その場合には、IMEIが確認できるのでこれを頼りに新しそうなものを探してみてください。

仕様や性能

 Wikipediaに良くまとまっていますので、そちらへのリンクを置いておきます。
 簡単な仕様のみ表で掲載しておきます。

 数値的には数gと数mmという僅かな違いにしか過ぎませんが、iPod touch と iPhone4 とでは、1周り以上大きくまた、重く感じます。

 ・リンク先へ

  第4世代
初期搭載iOS iPhone OS 4
CPU Apple A4 800MHz
二次キャッシュ 640KB
メインメモリ
(作業用メモリ)
Mobile DDR SDRAM 512MB
フラッシュメモリ
(保存用メモリ)
8/16/32GB
ディスプレイ 3.5インチ型マルチタッチ液晶
画素数:960×640ピクセル、解像度:326ppi
無線LAN IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz)
PPPoEには非対応。
カメラ 5.0メガピクセル 裏面照射型CMOSイメージセンサ他
電池 充電式リチウムイオンバッテリー
サイズ 115.2mm(縦)× 58.6mm(横)× 9.3mm(厚)
重さ 137g

<使用しているアプリ>

 iPod touchで使用していたアプリケーションをほぼ踏襲しています。
iPhone4 を最初に iTunes に接続した際に、iPod touchのバックアップからの復元を行っていますし…

 追加したソフトは、現在のところ、CamScanner(Free)と辞書だけです。
 カメラ機能が使えるようになったので、メモ的に残せるようにCamScanner(Free)を導入しました。台形補正や、コントラスト調整ができるので綺麗にメモを残すことができます。
 辞書については、iOS4よりOS標準で国語辞典等を搭載していましたが、iOS5では、Safariやメモ帳等の標準アプリから簡単に使えるようになりました。
 これらの辞書を単体でも使用するためのアプリを導入したわけです。
大辞林(国語辞典)やiDicttFree(英和・和英辞書)を入れているので、機能もダブり一般的には不要でもあるのですが、辞書好きなので、入れてみました。
 同じ単語を調べてもちょっと意味合いが違うこともあるので比較対照用に使えます。
 搭載辞書は下記のとおり。

参考

使用期間:11.11.10〜13.03.02

現役引退後

 実は、第一線を退いた後も、たまに使われています。
自転車のGPSナビ兼GPSロガーとして使用されています。
回線契約はありませんが、GPSナビとして使用するのでオフライン対応の地図アプリを導入し、現在位置がどこであるかがわかるようになっています。
 現役のiPhone5の「インターネット共有」を使用すれば、internetに接続をしてルートの検索を行うこともできます。
GPSロガーもアプリを入れて使用しています。

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最終更新日:2014/06/22 18:48:13 作成者:高橋 秀雄 hd5h−tkhs @ asahi−net.or.jp
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