2007年に購入をして今まで使用をしていた「FlexScan S2411W」を更新しました。
実に14年余りも使用したことになります。
当時としては、「FlexScan S2411W」は上位に位置づけられるモデルでしたが、14年もたつと当たり前ですが、、時代遅れのスペックとなってしまいました。FullHDとか、複数系統入力とか、USB
HUB内蔵とか・・・は、当たり前になりましたね。
また、、輝度調整がたまにおかしくなったり、最低輝度が充分に下がらなくなったり、消費電力が100W(最小)もあり、顔面に暑さを感じたり、モニターアームに約8Kgは重くて動かしずらかったり、色温度等を調整しても、iMacと色を揃えられなかったり、5KとFull HDなので差を感じたりと、不満に思う点も出てきました。
そして、今回購入した「Dell U2720QM」は、4Kモニターで、USB TypeCでも、PCに接続を出来、USB Power Delivery(95W)対応モデルで、出荷時に色を調整済(証明書あり)で、「3年間無輝点交換保証付」です。
まずは、入れ替え前後の写真を掲載します。
24型を、27型に大型化していますが、狭額縁化したために、あまり圧迫感はありません。
縦方向は圧倒的にスリムになりました。3:2(WUXGA)が、16:9(4K)になった影響もあります。
隣のiMac 27"(2020)が幅広の額縁の昔からのデザインで、下顎もあるので、そのデザインの差が少々気にはなりますが、モニターしたの空いている空間を利用をして、色々なものを置くことにしました。
そして、モニター自身の圧迫感が少なくなったことから、右端を少し手前側に引き出して、顔(眼)からの距離が近くなるようにしました。
<モニタ入れ替え前>
<モニタ入れ替え後>
(写真は昼間と夜間にそれぞれ撮影をしたものなので、色味に差があります。画角等は似せましたが、少々ずれがあります(^^♪
)
前述の通り、「FlexScan S2411W」は購入後14年ほど経過をして、5K解像度のiMac 27"(2020)と一緒に使っていると、画面の大きさや解像度の差から、色々と不便なことがありました。
マルチディスプレイなので、ウィンドウやマウスカーソルをモニター間で動かすことがありますが、どうしても左右のモニター間で位置がずれてしまうことや、iMac 27"(2020)側では綺麗にシャキッと見えていたものが、「FlexScan S2411W」側に移動をすると、5K→2Kなので、ぼやけた感じがしてしまうこと等です。
自宅での使用ですから、オフィスとは違い、周囲の照明はあまり明るくはしていません。明暗差が付きすぎないように「FlexScan S2411W」の輝度を下げて使っていたのですが、最低輝度が充分に下がらなくなってきたり、自動輝度調整を有効にしていないのに、勝手に「FlexScan S2411W」だけ輝度が変更されたということがありました。
また、、iMac 27"(2020)と「FlexScan S2411W」の間での 色味が違うことも気になっていました。
色温度を調整しても「FlexScan S2411W」の方が少し青みが強い色であることが多かったです。
消費電力は「FlexScan S2411W」で 約100ワットと結構な電力を使用していました。 、iMac 27"(2020)との接続では、 PC本体がスリープモードに入っても、省電力機能がうまく働かず、モニター「節電モード」に自動で 入る事はありませんでした。節電をするためには電源スイッチを明示的に操作する必要がありました。
明示的に電源を切り忘れると画面には何も画像が表示されていないが、バックライトがついた状態となり約100ワットの電力を消費し続けることになります。
これらを改善することを目的として今回モニターを更新することにしました。
マルチディスプレイで使用するので、モニターサイズを揃えること、消費電力が少ないモニターとする事を第一の目的としました。
その上で4K(3 ,840×2,160)モニターとするのか、WQHD(2,560×1,440)モニターとするのか、を検討することにしました。
「WQHD(2,560×1,440)とは?もしかしたら4Kより実用的な解像度かも」の様な記事も ありましたが、主にMacで使用するため4K解像度の物理モニターで、文字をWQHD(2,560×1,440)
相当で表示させたほうが、綺麗で見やすいので、物理解像度「4K(3 ,840×2,160)」のモニターを選ぶこととしました。
私が使用をしているiMac 27"(2020)は、「AMD Radeon Pro 5700 XT」を搭載しているので、グラボの能力にも余裕があるということも選定理由の一つです。
次にPCとの接続方法です2411ではDVI-I接続(2系統)でしたが、今後の使用のことを考えるとUSB
type Cによる接続やHDMIやDPによる接続もできた方が将来的に 長く使えると考えました。
今回のモニターは、USB type C、HDMI、DP 各1系統の計3 系統入力です。
続いて、USB HUB機能です。
「FlexScan S2411W」は、USB2.0で、ダウンストリームが2Portでした。
「Dell U2720QM」は、USB3.1 Gen2(PD 90W)対応です。
USB TypeC接続によるアップストリームです。USB TypeC(Alt Mode)によるモニター接続をしていると、自然とそのPCがUSBの接続先になります。
ダウンストリームは、背面下部に、USB typeA 2Port、左側に、USB typeC(3A 対応(5V?)) 1Port、USB typeA(BC1.2 2A) 1Portの計4Portとなります。
USBの規格の向上とポートの増により、iMac 27"(2020)本体のUSB 3.1 Gen1 type A(5Gbps)を、2 Port開けることが出来ました。将来何か外部接続機器を増設する場合に利用できます。
なお、iMac 27"(2020)本体のThunderbolt 3(USB-C)*2 (40Gbps)(USB 3.1 Gen 2 (10Gbps))は、本モニター接続、Samsung Portable SSD T5 1TBとの接続に使用をしています。
USB 3.1 Gen1 type A(5Gbps)は、Rocketek 6 in1 USB3.0ハブ 3ポート 3スロットカードリーダー と、LogicoolのMX Anywhere 3マウス接続用のドングルで 2 Portを接続しています。
常時接続する必要があるもの、高速性が必要なもの、確実性が必要なもの、分岐するものをiMac 27"(2020)本体に接続をして、低速で構わないものや、一時利用のものをUSB HUBや、モニターのダウンストリームPortに接続するようにしました。
本当は、一時的に接続をする、Windows10 PC(お仕事用)をUSB typeCで接続して、モニターと電源を一本化したかったのですが、前述の通り「USB
TypeC(Alt Mode)によるモニター接続をしていると、自然とそのPCがUSBの接続先になります」ということから、たまのお仕事PCの接続よりも、常用のUSB
HUB機能(配線整理)をとりました。
あとは、狭額縁、VESAマウント対応、ACアダプタでないこと、視野角 178度、コントラスト比
1000:1以上、明るさ 350cd/m2以上、色 10.7億色以上というあたりを選定条件としました。(VESAマウント非対応、ACアダプタは、廉価版モニターに多いようですね)
あきらめた・無視した機能
KVM対応(モニター出力によってUSB接続先PCを切り替える)も考えましたが、我が家では使い道もないし、画面だけ切り替えたいことも多いので、見送りました。
PIP機能(モニター出力によってUSB接続先PCを切り替える)は、出来れば欲しかったのですが、必須ではないのでこれも見送り。
Dell U2720QM | EIZO FlexScan S2411W | |
---|---|---|
画面サイズ | 27" 596.74mm × 335.66mm |
24.1" 518.4mm × 324.0mm |
解像度 | 4K 3840×2160 |
WUXGA 1920×1200 |
色域 | 10.7億色 | 1677 万色 |
明るさ | 350cd/m2 標準値) | 450cd/m2 |
CR比 | 1300:1 | 1000:1 |
応答時間 (ク゛レーからク゛レ ー) |
5 m(s 高速モート゛) 8 ms (ノーマルモート゛) |
(6ms) |
映像入力 | DP HDMI USB typeC 各1系統 |
DVI-I 2系統 |
USB入力 | USB typeC (95WPD対応) | USB typeA |
USB出力 | USB typeA 3Port USB typeC 1Port |
USB typeA 2Port |
消費電力 (動作時(USB ON/OFF) スリープ時 電源off時) |
200-33W 0.3W未満 0.3w未満 |
110-100W 2W以下 1W以下 |
サイズ(スタンドなし) | 356.0mm (幅) × 611.3mm (高さ) × 49.7mm (奥行) | 566mm(幅)× 358.7 ~ 480mm(高さ)× 230mm(奥行) |
質量(スタンドなし) | 4.4Kg | 7.8Kg |