こちらのページでも記載をしましたが、Mac mini(2010)のHDDをSSDに換装をしました。
4年ぶりに新しいMac mini が先日発売されましたが、最低スペック(i3 4コア 3.6GHz 8GB 128GB SSD)でも私の用途には少々オーバースペックで価格も税込では97,000円余りと高いことから、今年の本機の更新は見送りました。
ただ、8年選手でHDD搭載機であるために色々なところでその遅さが気になっていました。
こちらのページでも書いてある通りほかのSSD搭載機と比べるとSeqのREADが29.45MB/sとあまりにも遅すぎます。
最近大変安くなっている(税込約5,900円)、240GBのSSDへと換装を行い1〜2年程度の延命を行うこととしました。
Mac mini の分解や、SSDへの換装手順は、ちょっとWebを検索すると大量に出てきます。
ただし、年式やカスタマイズの内容によってちょっと手順が変わったりしますので、最低限、年式は揃えてください。
今回SSDを換装するMac miniは、2010年発売のものになりますので、「Mac mini 2010 SSD 換装」と検索ワードを指定して情報を探しました。
手順は先ほどの通り検索をするといろいろと出てくるのでそちらを参考にしてください。
色々なページを見ていて、書いてあったりなかったりすることがあるので、注意点だけを書き抜きます。
Mac mini と Wireless Keyboard を使用している場合、「option」や「command + R」キーを押下しての起動ディスクの選択やリカバリーモードの表示には、ちょっとしたコツが必要になります。
MBPなどと同じように、キーを押しっぱなしで、電源を入れただけではそれぞれのモードには入りません。
電源を入れて、「ジャーン」と音がしてから白画面が表示された直後に、「option」や「command + R」キーを押下します。そのまま、Apple ロゴまたは回転する地球儀が表示されるまでそのまま押下し続けます。
無線LANへの接続画面が現れます。無線LANの場合にはここで接続・設定を行います。
有線LANの場合は、そのまましばらく待つと、リカバリーモードへの画面が現れます。
「OS Xユーティリティ」ウインドウが表示されたら起動は終了です。
ユーティリティウィンドウが表示されたら、最初にSSDの初期化を行っておきます。
「ディスクユーティリティ」を起動してください。
増設したSSDが表示されていることを確認し、選択をします。
「消去」を選択して、「フォーマット」形式を「Mac OS拡張(ジャーナリング)」に、「方式」は「GUIDパーティションマップ」とします。(デフォルトです)
「名前」は、Timemachineで環境を戻す場合には元の名前となりますので、そのままででも変えても大丈夫です。(
無事に起動が出来たら「Macintosh SSD」にでも変えれば終了です。)
SSDの初期化なのであっと雄馬に終わります。
ディスクユーティリティを閉じると次の工程に進みます。
続いては、Time MachineからのDISK内容の復旧です。
「OS Xユーティリティ」で「Time Machineバックアップからの復元」を選択します。
TimeMachineのバックアップ先への接続IDとパスワードを確認されます。
無事認証されるとバックアップのリストが表示をされるので、復元したい日時を選択します。
普通は最新で問題ないかと思います。
今回は150GBほどの環境を復元しましたが、約2時間半かかりました。(NAS上のバックアップから、1Gbpsの有線LAN経由))
考えてみたら、Time Machineからの環境の復元って、(仕事で使っていた時代を含めても)初めてかもしれない・・・大抵はOSのクリーンインストールをしてしまうから・・・
環境も戻りましたから、最後にディスクにアクセス速度を確認します。(復帰後、3時間くらいはCPUやディスクアクセスが盛んでしたので、CPUの稼働率が25%以下に安定してから実行しています。)
先に載っているのが、昨年測定したHDD時代のアクセス速度です。
Seq QD32やSeqのリード(連続したデータの読み出し)は、28-29M/sです。これが、その次に掲載の換装後のSSDになると、284-264MB/sと大幅に速度が向上をしています。
4K QD32や4Kのように、4KB単位の細かなデータの読み込みも、4K QD32で 0.452→116.5MB/s、4Kで
0.329→11.59MB/s とこれまた大幅な向上をしています。
書き込みは、読み出しほど大幅な向上はしていませんが、キャプチャー画像の通りの速度向上が図られています。
Mac mini(2010) HDD
Mac mini(2010) SSD