そふとれびゅ〜(Cool Editor)

《SmbMate 1.0》

ファイル共有ソフトウエア for Palm

無線LAN機能の活用

SmbMate アイコン  私が使用しているPalmOS 機 CLIE TH-55 は、無線LAN(802.11b)を使用することができます。
 パソコンと違って立ち上げに時間がかからないので、ちょっとしたメールの確認や、2ちゃんねるの閲覧(NNsi)に活躍しています。
 そんな CLIE TH-55 の無線LANですが、最近新しい活躍の場が増えました。「SmbMate 1.0」という、ファイル共有ソフトウェアが、利用してくれるのです。
 「ファイル共有」ソフトといっても「WinMX」や「Winny」のような、いわゆる「P2P」ソフトではなく、Windowsが標準で備えている「ファイル共有」機能を使用するためのものです。

 通常、Palm機へファイルを複写・移動させる場合、有線で接続 HotSync したり、一部機種に添付されている専用ソフトウェアで、Palm側をデバイス(ディスク)として認識させる必要があります。
 もうひとつは、外部メディア(SDカードやMemoryStick等)を、パソコン側のカードリーダーに装着し、ディスクとして認識させてファイルを複写・移動後、Palm側に、外部メディアを装着します。
 どちらの場合も、パソコン上での操作が必要となります。

 これが、Palm側からファイル操作ができると、ファイルを保存してあるパソコンや、NAS(ネットワーク・ストレージ・サーバー)の電源が入っていれば、それらを操作することなく、無線LANの届く範囲内から、好きなファイルを自由に持ってくることができます。
 ファイルが持ってこれればあとは、CLIE TH-55上で利用するだけです。
Word,Excel,PDF,JPG,MP3,avi,txt,html etc.といったファイルを 変換することなく利用できるようにしてあるので、何かと便利になりました。

設定方法

  1. SmbMate 設定画面 まずは、パソコン側でファイル共有の設定を行います。手順については、世の中にいっぱい情報が出回っているので探してみてください。(参考
     ファイヤーウォールソフトを使用の場合、「Windowsファイル共有」は利用可能に設定しましょう!
     
  2.  当然ですが、無線LAN の設定は、お使いのPalmや無線LAN機器の取扱説明書をよく読んで利用できるようにしておいてください。
     そもそも、無線LANが利用できないと「SmbMate 1.0」はまったく利用できません。
     
  3. 設定に必要な情報を集めます。
       name      接続名(任意)
       Resouce Path  ファイルパス
               「SMBSERVER」を接続するパソコンのコンピューター名に変更
               「ShareName」を接続するフォルダの共有名に変更
       Resource Type  「Disk」 ファイル共有の場合はこちら
       IP address   接続するパソコンのIPアドレス
       username    接続するパソコンのユーザー名
       Group/Domain  接続するパソコンの属するワークグループ/ドメイン名
       Password    接続するパソコンのユーザー名に対応するパスワード
     
  4. 「SmbMate 1.0」を、Palmで起動して、先ほど集めた情報を設定します。
    「New」ボタンをクリックして設定画面を出してください。
    General」と「Login」タブを設定します。
     
  5. 設定が終わったら、「Save」しておしまいです。
     

 Windowsファイル共有(SMB)がパソコン側で設定できる、UNIX、Linux、MacOS等であれば、Palm機とファイル共有することができます。
 NASもWindowsファイル共有(SMB)が利用できるので、利用可能ですし、我が家ではNASにファイルを集めているので、大変便利に活用しています。

利用方法

SmbMate ファイルを共有したところSmbMate HOME画面

  1. 「SmbMate 1.0」の起動画面に、「name」で設定した「接続名」が表示されますので、タップして接続します。
     無線LANが正しく設定されている場合、自動的に無線LANの接続が始まり、接続すると、ファイル共有先へとアクセスします。
     
  2. 設定が正しければ、パソコン側で共有したフォルダーの内容が無事に見えるはずです。
     見えない場合には、設定を再確認してください。
    「SmbMate 1.0」の起動画面で「接続名」を長く押し続けて、「Edit」をタップします。
     
  3. 設定が正しければ、パソコン側で共有した表示されているファイル名をチェックし画面下の左から4番目のアイコンをタップすると、「Select destination(保存先)」を聞かれますので、選択して保存します。
     
  4. 保存したファイルは、Palm側のファイル管理ツールや、アプリケーションで操作・利用します。
     

参考:Macと利用する場合の情報は、Hiroyuki Hoshino's Weblogをご覧ください。

 SmbMate 1.0は、有償化され「WiFile」となりました。価格は US$29.95とちょっと高めですが、Windows networking (SMB/CIFS), FTP and WebDAVをサポートしているので、FTP や WebDAV で利用したい人は、購入してください。
 ただし、「SmbMate 1.0」を再配布している海外サイトも多く、検索サーバーで検索すると、結構簡単に見つかります...ので、SMBだけでよければ、こちらをどうぞ。


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最終更新日:2004.08.29 18:10:55
作成者:高橋 秀雄 hd5h−tkhs @ asahi−net.or.jp
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