《パノラマブティック・ライト》
パノラマ写真を手軽に作成
皆さんは「パノラマ写真」をご存知でしょうか?
最近のカメラであればたいてい「パノラマ写真モード」がついているので、撮ったこともあるのではないでしょうか?
しかし、最近、一般に言われているパノラマ写真は、通常のサイズの写真の上下を切って横長にして、大きくプリントしただけのものです。
右側にある写真を見比べてください。
いわゆるパノラマ風写真は、通常の写真の上下をカットしただけで、左右の幅・移っている範囲には変わりのないことが分かります。
プリントする時に、写真の高さを元の写真と同じにすることで、横幅も広がり雄大な風景が映っているかのようにしているものです。
まぁ、これはこれで雰囲気があるのでいいとは思うのですが、「パノラマ写真」は人間がその場で見た雄大な情景、またはそれ以上の情景を再現するものです。
右側の3段目に例示した写真は通常の写真のほぼ2倍の範囲が写っています。人間の目で現地で見たときには、このくらいの範囲が実際に見えていて、雄大に感じているものなのです。
そこで、最近普及してきたデジタルカメラとパソコンの登場です。これらを使うと、誰でも簡単にパノラマ写真を作ることが可能になるのです。
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通常の写真 |
いわゆるパノラマ風写真 |
パノラマ写真 |
とにかく作って見よう
- 写真の準備
デジタルカメラで、連続した複数枚の情景を撮影し、パソコン上に保存してください。
(普通のカメラで撮影したものをスキャナーなどでデジタル化しても構いません)
- ファイルの選択
ファイル選択画面では、パソコンのフォルダー構造がツリーとして表示されるので、目的の画像・写真を保存した場所を指定してください。
画面の右上にサムネイルが表示されるので、目的の写真を選択します。Windowsの一般的なファイル指定方法で指定してください。
選んだら左斜め下を指しているアイコンを押して、選択エリアへ画像を入れます。
画像の順番は、左右の矢印のあるアイコンで替えてください。
- 位置合わせ
パノラマブティックでは、最初の位置合わせは自動で行われます。画面上部にあるをクリックしてください。不都合がある場合には、自動位置合わせ後,マウスで調整してください。
2枚以上の画像が同一の領域に重ね合わさると、あまり合成の結果が良くありません。撮影時には気をつける必要があります。 (大平面時)
- 基準位置
アイコンは、特定の写真を「基準」位置として合成することを指示するものです。指示しない場合には画像合成後の重心となる位置の写真が基準位置として自動的に選択されます。
基準位置に指定した部分が一番ゆがみが少なく合成されますので,一番ポイントとなる部分を指定してみるのもいいかもしれません。
- サイズ・投影面の選択
最終的に生成する画像サイズや、パノラマ画像の投影方法を選択します。
「画像サイズ:大」は、画像を縮小しないで合成します。一番仕上がりがきれいで画像サイズも大きくなります。
「中」「小」については合成時に縮小を行います。そんなに時間もかかりませんので、仕上がりを試して、希望のサイズかどうかを確認してください。
「投影面の選択」では、通常は「大平面」を選択してください。デジタルカメラなどで手持ちで撮影した画像を合成する場合に向きます。
360度の全周や、広い範囲を合成する場合には、「円筒面」を選択してください。上下にずれるときれいに合成されませんので、三脚などで上下方向がずれないようにして撮影した写真に向きます。
QuickTimeVRを利用して、360度パノラマを作成する場合には、「360度パノラマ」にチェックをしてください。この画像を見るには、QuickTimeが必要となります。
- 合成結果・トリミング
をクリックすると、うまく合成されずに残った部分以外を自動的に選択します。選択範囲は点線で示されるので、自分で修正することも可能です。
保存する範囲が決まったら、で保存してください。
ファイル保存のウィンドウが開くので、ファイル名を入力して保存を実行して下さい。
画像の保存形式は、JPEG、BMP、TIFF、QuickTime VR、IVRの中から選択して下さい。
まぁ、普通はJPEG形式iで保存すると思いますが・・・
360度パノラマは、QuickTime形式で保存してください。
パノラマ写真作成ソフトを使用すれば、このように簡単にパノラマ写真を楽しむことが出来ます。
一部のデジタルカメラには、パノラマ写真を撮影する補助機能が付いたものもありますし、パノラマブティック・ライト等のパノラマ写真作成ソフトが添付されたものも最近は多いので、是非お試しください。
パノラマブティック・ライト は性能評価用です。
評価期限は30日間です。
評価期間を越えて使用する場合は、ライト版のライセンスを購入してください。
たまにお問い合わせをいただきますが、すでに入手不可能なようです。
三洋電機のパノラマブティックのホームページヘ
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最終更新日:2002.08.22 23:20:29 作成者:高橋 秀雄 hd5h−tkhs @ asahi−net.or.jp
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