徒然なるままに 14年6月27日

メインデスクトップと引退したMacBook ProのSSD交換

経緯

ディスク残量 自作3号機には2011.09.30より、120GB SSD(ADT S510 AS510S3-120GM-C)を搭載し、Windowsの起動ディスクとして使用をしていました。
 しかし、最近はディスクの残量が8GBあまりとなっており、エクスプローラーの空き領域の表示が赤色となり、なんとなく「焦り」を感じていました。
 容量的には「8GB」も空いているわけですからシステム的には問題はありませんが、なんとなく気になるのでした。

 先日、第一線を引退させたMacBook Pro(MB991J/A) には、256GBのSSD(ASX900S3 256GB SSD)(2012.12)が搭載されています。もうこのマシンには、256GBものディスク容量は不要のはずです。
 旧MacBook Pro のSSDを自作3号機に持って来れば、コスト「0円」で、「何となく感じていた焦り」を無くすことが出来そうです。また、SSDも約1年分新しくなりますので、寿命や速度の面でのメリットもありそうです。
 早速、交換の検討・交換を行ってみました。

作業手順

 SSDを「交換」するとなるときちんと「手順」を考えなければなりません。
 それぞれのSSDにOSを入れ直すとか環境を再構築するといった面倒なことは極力避けたいものです。
 また、Windows環境の自作3号機については、我が家のメインマシンですので、何かトラブルがあっても即復旧して、使用ができないと困ってしまいます。

 幸いなことに我が家のWindowsマシンは、システムのバックアップを定期的(2回/週)に取っています。何かあった場合には、バックアップを利用して環境を回復することが来ます。
 さらにシステムバックアップに使用しているソフト(Acronis True Image)は、ディスクのクローン(新しいディスクへの従来環境のコピー)にも対応しています。
 旧MacBook Pro のOS X のほうは、TimeMachineでバックアップをとってありますし、「ディスクユーティリティ」で簡単に(外付け)ディスクにバックアップを行うことが出来ます。
 これらの条件を押さえているので、結構、気軽にSSD交換に踏み切ることが出来ます。
 次のような作業手順でSSDの交換を行いました。

  1. 旧MacBook Pro自作3号機をそれぞれきちんとバックアップを行います。
    通常のバックアップとともに、それぞれフルバックアップを、別のメディアに対して行っておきます。回復手段の多様化です。
     
  2. バックアップ結果の検証を行う。
    この作業を行わないのと、トラブル時に、復旧できずに泣きを見ます。
     
  3. ディスクのクローンやバックアップを復元できる環境が用意されているのかを確認する。
    今回ですと自作3号機Acronis True Imageのブートメディアと、OS Xの復元環境です。
    特に旧MacBook Pro復元環境は、内蔵ディスクの一部に用意されていますから、今回のように内蔵ディスクを交換する場合には使用できません。外付けディスクやUSBメモリにあらかじめ用意をしておく必要があります。(1.の行程で準備済み)
     ※新しいMacBook Pro 等では、インターネットへの接続環境さえあれば、OSをインストールすることが可能になっています
     
  4. それぞれから、SSDを取り出します。(写真(MBP)・写真(Winから))
    小さなねじが多いのでねじをつぶしたり無くしたりしないように慎重に作業を行います。
    ※MacBookProのディスクを取り出すには、T6のトルクスドライバー(先端が☆型)が必要になります。(私はこんなセットを使っています)
     
  5. 自作3号機ASX900S3 256GB SSDを取り付ける。
    旧SSDのADT S510 AS510S3-120GM-Cを別のケーブルにて仮接続し、ディスクのクローン作業を行います。
    安全のために一時的にWindows環境のSSDが複数存在するようにする。
     
  6. 自作3号機ASX900S3 256GB SSDより起動することを確認する。
    アプリも試してみる・・・問題ありません。
     
  7. 旧MacBook ProADT S510 AS510S3-120GM-Cをセットします。
     
  8. 外付けディスクの復元環境を起動をして、OS Xの再インストールを行います。
    Apple IDの確認があり、インストールが始まります。
    (新しいディスクの容量がバックアップ前よりも小さいので、外付けディスクに取っておいたバックアップやTimeMachineからは戻せませんでしたので・・・)
     
  9. OSが入ったので、「設定アシスタント」により、バックアップから、ユーザー情報や書類、アプリケーションを移行(復元)します。
    旧MacBook Pro の環境が復元されるので、きちんと起動をするのか、書類やアプリケーションが移行されていることを確認する。
    この辺はMacintoshは大変楽だと思います…
     

作業結果

エクスペリエンス インデックス 上記の手順で作業を進めて、途中で食事を挟みつつ3時間ほどで作業は終了しました。
 作業手順内で起動まで確認していますので問題なく使用をすることが出来ます。
 ついでにマシン内部の清掃も行いました。夏に向けてファンの埃を取っておくことはよいことでしょう…

 なお、自作3号機では、Windowsエクスペリエンス インデックス を測定しました。、7.6→7.8 に向上しています。
 このあたりは、新旧SSDが1年余り発売日に差があるための性能向上によるものだと思われます。
 交換したSSDのスペックシートによると、Readは555MB/sになるそうです・・・

 旧MacBook Proも特に問題なく使用できるようです。
容量は減ったとはいえ、SSDのままですから、起動時間もアプリケーションなどの使用感にもあまり差はありません。
こちらは特筆する事項はありません。

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最終更新日:2014/06/28 10:50:07作成者:高橋 秀雄 hd5h−tkhs @ asahi−net.or.jp
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