徒然なるままに 13年7月20日

夏の室温と電気代

東京の過去の天気(気温) 入居して初めての夏を迎えます。
 省エネ等級 4 の我が家の室温と電気代がどのようになるのかが気になり、室温と電気使用量についてちょっと調べてみました。
 

 7月の第2週は我が家のある川崎市でも大変に暑い日が続き、夜になっても熱帯夜で、このままの暑さが続いたら(電気代が)大変なことになると思っていました。
 さすがにこ室温も高くなり、エアコンをかなり入れて、快適に過ごせるようにしていましたから・・・

 手元にあるメモを見ると7月7日(日)の一日で19.4kWhもの電気を使用しています。前日までと比べて、いきなり暑くなったので、身体がついていけずに、エアコンを長時間使用してしまったようです。

 14日までの一週間では、117.8kWhも使用しました。
 過去4年間の7〜9月の一月の平均が427kWhですから、1/4を超えており少々使いすぎのようです。(今年から冷房しなければいけない気積も増えていますが…)

 21日まででは、16日以降、最高・最低気温が大きく下がり、それに合わせてエアコンの使用頻度も下がりました。
 エアコンをつけずに、窓を開けて通風を確保することや扇風機で空気を動かすことでも、快適に過ごせるようになりました。
 21日までの一週間では76.6kWhの電力量でした。

室内の最高気温

 室内の気温の測定点は、2階南側リビング(傾斜天井)となります。
デジタル式温度計の最高気温の記録機能で確認しました。
建物の断熱性能については、断熱性能と室温変化をご覧ください。
 なお、立地の関係上、我が家にはほぼ西日はあたらないことを申し添えておきます。

7/3(水) 7/4(木) 7/5(金) 7/6(土) 7/7(日) 7/8(月) 7/9(火) 7/10(水) 7/11(木) 7/12(金) 7/13(土) 7/14(日)
最高気温 27.4 27.3 28.9 33.7 35.4 35.3 35.4 35.3 34.5 34.9 34.4 34.6
最高室温 27.6 28.2 28.8 32.8 31.9 34.8 34.7 34.6 33.8 33.8 31.2 30.2
日中の冷房    あり    あり
夜間の冷房   あり

 期間中の平日の日中はほぼ無人となり、エアコン等は使っていません。
 建築基準法で定める「0.5回/時の換気」等が行われるので、外気が入り込み、室温も外気温並みとなるようです。

  傾斜天井となっているリビングの屋根の断熱が、高性能グラスウール16k 90mmと「次世代省エネ基準」の天井に求められる値を満たしていないので、夏は外気温よりも室温が高くなるのではないかと危惧していましたが、意外に(日射による屋根材の温度上昇による)室温上昇の影響がなかったのが、幸いです。きちんと断熱の効果が出ているようです。

 さて、エアコンの効きですが、リビングはダイニングとキッチン、そして、半階分高さのずれた和室とひとつながりになっています。合計の気積は100m3となります。
 通常は4.0kWのリビングに設置した1台のエアコンを使用して冷房をしています。(和室にもう一台2.2kWのエアコンが設置してあります。)
 (帰宅後)一度窓を開けてきちんと熱気を(追い出し)換気した後は、4.0kWのエアコン1台でこの気積を十分に冷やすことが出来ました。設定した温度に達するまでの時間もそれほど長くありません。
 マンションの時には、換気がし辛いということもあり、部屋が冷えるまでには結構な時間がかかりました。(移設したので、まったく同じエアコンです。)
 

 エアコンを使わない日は、窓を開けます。
 すると次のように空気が動きます。南側リビングの窓を開け、北側の和室(半階分高い)の窓を開けると、日中は南から北・低いほうから高いほうへ暖かい空気が抜けるように動きます。

 夜間になると同じ窓の状態で、北から南・高いほうから低いほうへ冷たい空気が動きます。
ただし、風が弱いことも多いので、同じ窓でも上からは熱気が逃げ、下からは外気が入ってくることが多いようです。

日中の空気の動き
日中の空気の動き 夜間の空気の動き

 階段室もPH階(3階相当)と2階の窓を開けると、日中は高いほうへと空気が動いていきます。
 これらをうまくコントロールすることで、かなり快適に過ごせるようにしています。

(参考)電気代

 新居に越してから電気使用量は下記のとおりです。
検針日による区切りですので対象の日数の変動などがあります。
11月16日が引越日ですので、約半月分となります。

電気使用量
使用月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
使用量(kWh) 359 635 556 421 392 348 270 294 433 488 378 353 439 639

 断熱性能と室温変化でも書きましたが、加熱式(600W)加湿器 2台を4月中旬まで稼働させていましたので、200〜100kWhはその分となります。
エアコン(暖房)も200〜100kWhくらいだと思われます。(子供部屋はかなり長時間エアコンを使用していたようです…)

 5月は加湿器もエアコン(暖房・冷房)も使用していないので、温調機器以外の電気使用量のみになっています。

 今後のエアコン(冷房)利用でどの程度、電気使用量が増えるのかを、きちんとチェックしていきたいと思います。
500kWhを下回ればいいなぁと希望をしていますが…子供部屋はかなり長時間エアコンを使用しているようです…

(参考)高気密・高断熱の家って夏は暑いの?

 kappaさんの高気密・高断熱の家って夏は暑いの?の、「エアコンを使わなかった日の室温の変化」のグラフが非常に参考になりました。
 まさに、エアコンを使用しない(窓を開けない)日の我が家の温度変化と、同じです。

 「外気温が高くなっても家の中の温度はすぐには上がらないが、一度室温が上がってしまうと下がりにくいとkappaさんのページでは強調されていますが、まさに我が家もその通りの家となっています。
 このことから考えると、エアコンは「室温を上げない」ために使用したほうが、良いのではと思いました。

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最終更新日:2014/01/09 18:48:35作成者:高橋 秀雄 hd5h−tkhs @ asahi−net.or.jp
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