Vistaの調子が悪かったため、いろいろと調べてみると、床暖房の影響(*1)などによりパソコンケース内の温度が高く、突然再起動してしまうなど、起動用のHDDの調子が悪くなっていることが判明しました。
単純にHDDを交換しても良かったのですが、これを気に、起動ディスクをHDDよりも耐熱性のあるSSDにしてみました。
SSD化したことにより、突然再起動してしまうことも無くなり、起動時間やプログラムの起動時間は短縮したようです。
併せて、グラフィックボードの更新も行いケース内廃熱から、外廃熱(排気)へと変更しました。
こちらは、普段使いではまったく効果を感じることは出来ませんが・・・
HDDを起動ディスクにしていたときには、電源スイッチを入れてから、安定的に使えるようになるまで約3分20秒ほどかかっていましたが、SSD化してからは、2分10秒ほどに短縮されています。(途中でログイン動作が入っていることや常駐プログラムが多いことから長めの起動時間となっていますが・・・)
日常使用するプログラムの起動時間についても、ほとんどのソフトが、SSD化されたディスクから起動しているので、絶大な効果がありました。WordやExcelではプログラム名などの表示が一瞬で終わってしまいます。多くのファイルなどを読み込んでいるプログラムほど効果があるようです。
今回導入したSSDは、CFDのCSSD-SM64WJ2です。
仕様は、容量 64GB、メモリ種別 MLC(東芝製NANDフラッシュメモリ)、キャッシュメモリ
128MB、SATA。
本当は、容量的に余裕のある 128GB版の購入を考えていましたが、購入した時点では店頭在庫が無かったため、64GB版の購入となりました。
起動ディスクは、通常45GB前後の容量で運用していますので、この容量でも問題はないのですが・・・もともと、320GBで起動ディスクを運用していたので、一時保存ファイルをtempやデスクトップに大量に置いていたことがあります・・・・気をつけなければ・・・
続いて、グラフィックボードの更新ですが、GeForce 8600GTS(675MHz) からGeForce 9800GT Green Edition(550MHz)へと変更しました。
グラフィック性能の不足が更新の理由ではなく、今まで使っていたものが、省電力タイプではない上にケース内廃熱だったので、補助電源不要の省電力タイプ(PCI Express 2.0は75Wまで)に更新の上、外排気のファンが付いたものにして、ケース内の温度上昇を防ぐのが目的です。
こちらも、目的どおりケース内の温度を約3度下げることに成功しました。CPUのコア温度にいたっては、5度以上も下がっています。
SSD化とともに突然の再起動の防止に効果があったようです。
現在使用中のマシンは、「強力なパワーを持つ静音PC」となることを当時目指していたためどうしても、CPUファンの冷却効果が、CPU自身の発熱に比べて低いため、効率的に冷却するためにはケース内の温度を低く抑えておく必要があります。
今回の更新は、その方向性にかなったものとなったようです。
*1 パソコン本体を、キャスターつきの台の置いた上で、机の下においています。
そのため、床暖房を入れているシーズンにはどうしても温度が高くなってしまいます。
参考:補助電源コネクタなしのGeForce 9800GT/GEをレビュー