昨年末にプチリフォームとして、リビングの窓ガラスを「真空ガラス スペーシア」に交換しました。
それまで使用していた窓ガラスは、普通の1枚ガラスで厚さが5ミリのもので、結露や断熱の対策のないものでした。
その結果、わが家は山の上に位置するマンションということで、東から北東にかけての風が、直接窓に吹きつけ、良く冷えるために結露が窓一面についていました。
結露は、カーテンや窓枠などを傷める可能性があるので、つかないほうがいいのですが・・・
また、窓際からリビングの室内へ冷気が流れ込み、せっかくの足元から暖かくなる「床暖房」の効果を下げていました。
昨年は、「徒然なるままに 06年07月07日」でも書いたとおり、液晶プロジェクターと80インチ・スクリーンを導入し、リビングで映画などを楽しめる環境作りをしました。
当然、ソファーで長時間座っている時間が増えてきています。冬になり外気温が下がってくると、足元に冷たい空気が流れ込んでいるのが分かるようになりました。床に触れている面は床暖房で暖かく、膝から下は冷気で冷たい。2時間も座っているとずいぶんと気にになります。室内は均一な温度環境を保ちたいものです。(床暖房にしたのも、温風が嫌いだから…)
「快適に映画を見たい。」
これが今年、窓ガラスを交換した一番の理由です。昨年のわが家の大型出費はこれがキーワードでした。
さて、この「真空ガラス スペーシア」交換しようと思ってもすぐには交換できません。
取り扱っているガラス屋さんに連絡を取り、採寸をしてもらう必要があります。
普通のガラスであれば、おおよその大きさと厚さを伝えれば、在庫のガラスを持ってきてもらい、その場でサイズ調整するだけです。
「真空ガラス スペーシア」の場合、採寸後、メーカーによる製造となります。納期はおよそ15日とのことでした。わが家の場合は、12月16日に採寸してもらい、当日に見積もり・発注しましたが、「年末年始に係るので、取り付けは1月になると思います」とのことでした。
実際には12月28日に取り付けとなりました。取り付け作業は前の窓ガラスをはずすのを含めても1時間弱で、非常に手早いものだったようです。(家人談)
結露が発生する季節でもあり、オーダー品なので時間がかかっても仕方がないなと考えていたので、早い納入・取り付けは嬉しい誤算でした。
取り付けてまだ数日ですが、その効果は確かにあり、同一の向きの別室の窓が結露でびっしりでも「真空ガラス スペーシア」にした窓には結露していませんでした。
ただ、窓枠は交換できなかったので、金属フレームのままですので、窓枠だけはたまに結露しています。
窓からの冷気については、劇的な効果がありました。
今までは、窓にカーテンをしていても、ダイニングテーブルまで冷気が来ていたものが、まったく感じません。 また、カーテンを開けたままの窓の近くに行っても、冷気を感じることはありません。換気口から入る冷たい外気が気になるだけです。(換気扇稼動時のみ)
掲載の2枚の写真は、同一の日時に撮影したものです。効果のほどを比べてください。
(参考:外気 8度 湿度:20% 微風(東風)、内気 20度 湿度60% でした)
写真内に、ぽつぽつと黒点があるほうが、「真空ガラス スペーシア」です。
この黒点はスペーサーで、2枚のガラスの間にあり、真空の空間を支えています。近寄ってみなければ、私には気にはなりませんが、気になる人もいるかもしれません。我が家の場合2cm間隔で入っているようです。
今回導入した、「真空ガラス スペーシア」は、「スペーシア ES」というタイプのもので、「防露」「高断熱」「防音」「日射カット」「UVカット」が特徴です。
「日射カット」で、太陽エネルギーの50%をカットするようですすから、夏場の朝日による温度上昇対策も期待できます。
さて、今回のプチリフォームは、875*1283mmの窓ガラス 2枚で諸経費込みで、およそ10万円。
ガラス交換にしては高いのですが、快適な室内環境作りの必要経費です。たぶん・・・