PFU社の「ScanSnap fi-5110EOX」を購入しました。
ようは「スキャナー」なのだが、ちょっと特殊なスキャナーである。
一般的に使用されるスキャナーは、「フラッドベッドスキャナー」と呼ばれるもので、A4版程度のガラス面がありそこに原稿をおいてスキャンするものである。
ところがこの「ScanSnap」は、「ドキュメントスキャナー」と呼ばれるものであり、家庭用のファックスなどのように、スキャナーのセンサー部分は固定されており、原稿を動かしてスキャンをする。
結果として、機械が小型になり、複数枚の原稿を連続スキャンできたりする。
「 fi-5110EOX」は「ScanSnap」としては、4世代目の機械となっていて、これまでの世代は、無骨で家庭には置きたくないようなデザインで、購入をためらうようなものでしたが、写真のとおりのすっきりとしたデザインになり、家庭にあってもそれほどの違和感はなくなりました。
そして、スキャナーを複合機に更新して「ADF」が使えなくなっていた不満もあり、4世代目でとうとう買ってしまいました。
最初にもちょっと書きましたが、このスキャナーちょっと用途が特殊です。
もっぱら書類を電子化することが使用目的になります。写真(プリントやネガ・ポジ)、絵を画像化するという、ごく一般的なスキャナーとしての使い方は出来ません。
一般家庭では、余程いろいろな書類があふれて困っていたり、スクラップを趣味にしている人でないと使わないものではないかと思います
が、私は「スクラップを趣味にしている人」 (^^; だったりするので、非常に魅力的でした。
以前に使用していた、EPSONのGT-7000Uには、ADFをオプションで取り付けていたので、20枚程度までの書類は一度に電子化することが出来ました。(所要時間等についてはこちら)
ところが、今使っているプリンタ複合機のHPのpsc2310は、(わかってはいた事ですが)ADFは付きません。
おかげで20枚であれば、ふたを開けて、原稿を取り替えて、スキャンして…(以下繰り返し)を行う必要があります。
しかも、HPのTWAINドライバーの操作性の出来は大変悪く、まったく同じ設定のまま、繰り返し書類をスキャンするのに、毎回「TWAINドライバーのウィンドウ」が閉じた上に、設定が保存されないので、起動して、プレビューして設定して、本スキャンすることになります。スキャン速度そのもは大幅に向上しているので、トータルで要する時間は若干短くなりましたが、とにかくその間つっきりで作業することになります。(GT-7000U+ADFの方が便利でした。)
この「ScanSnap」は、基本的には、Adbe社のPDF形式ファイルを生成します。
紙の書類を読み込ませると、OCR処理なども行われ、検索などができるようになります。このために、「Acrobat 6.0 Standard 日本語版(実売3万円?)」も付いてきますので、「PFUダイレクト(通販)」で52,290円はお得なのかもしれません。(私自身は、Acrobatには興味がないので、高く感じていますが・・・・)
「ScanSnap」は、TWAIN対応のスキャナーではないので、PhotoShopやデジカメの達人、DocuWorksといったTWAIN対応ソフトウェアから直接画像などを読み込むことは出来ませんが、JPEG形式で出力することが可能なので、一度ファイルに保存してからならば、加工することが可能です。
追記
日常DocuWorksを使用している私には待望のソフトが、発売されました。
「ScanSnap」と「DocuWorks」を連携して使用することが出来る「直納☆DocuWorks」(コラボレーションシステムズ社)というソフトウェアが発売されました。
「直納☆DocuWorks」を導入することで、「ScanSnap」でスキャンした原稿を「Docuworksファイル」に自動的に変換することが出来ます。
参考:「PC Watch」のこの記事
「デジタルARENA」のこの記事