EPSON製 GT-7000Uを、実際に使ってみての感想。
とにかく早い、綺麗。
いわゆる、サービス版の写真を600DPIのフルカラーで取り込むのに、手動計測で約53秒。
従来使用していたPLUG-N-SCAN 600CPと比べるとその差、約17秒。
一見たいしたことがなさそうに見えるのだが、これはあくまでも本スキャンだけの時間差である。その前のプレスキャンまで入れると、45秒程度の差が出る。
これが、A4版の原稿であったら、どのくらいの差になるのだろうか?
ちなみに、EPSON製 GT-7000Uでは、A4原稿を 400DPIの白黒で読みこんで、1枚約48秒。ほぼ同じ条件で読みこんだ従前の機種の1/3程度になる。
大量に読み込みを行なう時にはこの差は大きい。
また、ADF(オート・ドキュメント・フィーダー、自動給紙器)も同時に導入したので、55ページほどの文書を電子化した。1回に20枚までが給紙可能なので、2回に分けての作業だったが、A4原稿を
400DPIの白黒で読みこんで、約90分ほどの時間がかかった。
ADFがない従前の機種では、たぶん3時間近く付きっきりでの読みこみ作業となるはずのものであったが、原稿をセットして後は放置で、読み込みは完了。
自動化するってのはいいことだと、実感した。
(ADFの写真は後日掲載予定)
とにかく写真を見てもらおう。
どうだろうか違いがわかるだろうか? 髪の毛の部分に注目するとその差が一番わかると思う。 また、目許の肌の質感や、左上の白い部分のグラデーションを見比べて欲しい。 |
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髪の毛 | べったりとした感じで、メリハリがない | きちんと、髪の毛の立体感や質感が表現できている | |
目許 | キツイ感じの色合い | やわらかな色合いの変化 | |
グラデーション | ほとんど2色 | 3色でディザの処理がうまい |
右側の写真が、EPSON製 GT-7000Uである。
カタログにうたっている「4,096階調という豊かな色表現領域」はだてでは無いようである。
両機種とも出力は各色8ビットだが、入力は10ビットと12ビットである。この違いが、写真の表現に現れるらしい。
後は、解像度の違いも関係しているのかもしれない。600
CPは、主走査300DPI・副走査600DPI、GT-7000Uは、主走査600DPI・副走査1200DPIというスペックである。
ちなみに、上の写真は、プリントから600DPI、デフォルトの設定で読みこんだものを1/4に縮小である。(縮小していないGT-7000Uで取り込んだ写真はこちら。307KB)
ごめんなさい、評価中です。
とは言うものの、これまでの感想。
本式のフィルムスキャナーにはかなわないものの、ホームページへの掲載を主眼に置くのであれば、十分な解像度と色再現性である。