私が現在使っているパソコンを紹介します。(INDEXはこちら)
10年以上使用をしてきたMacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)を、ASUSのZenbook
14 (UX3405MA-TU5165WBL) へと乗り換えた理由について記したいと思います。
2014年から約11年間、家族共用機(主には家計簿記録マシン)として活躍してくれたMacBook
Pro。Retinaディスプレイの美しさ、安定した動作、そして洗練されたデザインは本当に気に入っていましたは、しかし、長年使用してきたこともあり、いくつかの理由から新しいPCへの乗り換えを検討するようになりました。
Windows 10のサポート終了が近づいている メインマシンではないとはいえ、Windows環境が必要であるため、Windows 10のサポート終了(2025年10月)は無視できないポイントでした。新しいPCでは、より長く安心して使える最新のOSを搭載したモデルを選びたいと考えました。
Retinaディスプレイに慣れた目 長年Retinaディスプレイを使ってきたため、新しいPCを選ぶ際も画面の美しさは重要な要素でした。最低でもMacBook Proと同程度の解像度(2560×1600)を持つモデルを探していました。
今後の拡張性を考慮したThunderbolt 4端子 周辺機器との接続や将来的な拡張性、我が家の他の機器との共用等を考えると、Thunderbolt 4端子の搭載は必須条件でした。
いくつかのメーカーの5機種ほどのノートPCを候補に挙げ、価格、画面解像度、Thunderbolt
4端子の有無を中心に比較検討しました。メインマシンではないため、最高スペックは求めませんでした(価格も高くなりますし・・・)が、日常的な作業の用途や今後の長期間の使用に向けて十分な性能を持つことは重要でした。
主に検討をした機種を、下記に記します。
なお、Google Geminiや、Microsoft Copilot等に条件を付与して検索を行ったものをベースに作成しました。
機種名 | ディスプレイ | 解像度 | CPU | GPU (内蔵) | RAM | ストレージ | Thunderbolt 4 | 市場価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ASUS Zenbook 14X OLED (UX3405MA) | 14インチ OLED | 2880 x 1800 | Intel Core Ultra 5 125H | Intel Arc Graphics | 16GB | 512GB SSD | 2 x Type-C USB 3.2 Gen2x1 |
18万円台〜22万円台 |
Dell 14 Plus | Intel Core Ultra 5 226V Ultra 7 256V Ultra 7258V |
Intel Arc Graphics | 16/32GB | 1TB SSD | 1 x Type-C USB3.2 Gen1 type Ax1 USB3.2 Gen2 Type-Ax1 |
17万円台〜26万円台 | ||
Lenovo Yoga Slim 9i (Gen 9) (83E3000MJP) |
14.5インチ OLED | 2560 x 1600 | AMD Ryzen 7 8845HS 3.8GHz/8コア |
GeForce RTX 3050 | 16GB | 1TB SSD | 1 x Type-C USB3.2 Gen1x1 USB3.2 Gen2 Type-Cx1 |
20万円 |
HP Spectre x360 14 | 14インチ OLED | 2880 x 1800 | Intel Core Ultra 7 155U | Intel Graphics | 16/32GB | 512GB/1TB SSD | 2 x Type-C USB3.1 Gen2 Type-Ax2 |
17万円台〜20万円台 |
Microsoft Surface Laptop 6 | 13.5インチ PixelSense | 2256 x 1504 | Intel Core Ultra 5 135U | Intel Graphics | 16/32GB | 256GB/512GB SSD | 1 x Type-C USB3.1 Type-Ax2 |
25万円台〜28万円台 |
LG gram Style (17Z90RS) | 17インチ OLED | 2880 x 1800 | Intel Core i7 1360P | Intel Xe Graphics | 16GB | 512GB SSD | 2 x Type-C USB 3.2 Gen2x1 |
18万円台〜22万円台 |
最終的にZenbook 14 (UX3405MA-TU5165WBL) を選んだ決め手は、以下の点です。
項目 | ASUS Zenbook 14 | MacBook Pro |
---|---|---|
機種名 | Zenbook 14(UX3405MA-TU5165WBL) | MacBook Pro(Retina, 13-inch, Late 2013) |
CPU | Intel Core Ultra 5 125H (P-core 最大4.5GHz (4コア) / Ecore 最大3.6GHz (8コア) / LP Ecore 最大2.5GHz (2コア)) |
Intel Core i5(デュアルコア、最大3.1GHz) |
NPU | インテルR AI Boost (NPU AI エンジン、13TOPS) | なし |
Main Memory | 16GB LPDDR5X-7467 オンボード | 8GB DDR3L |
Graphic | Intel Arc Graphics | Intel Iris Graphics |
Sound | スーパーリニアスピーカー、スマートアンプ | ステレオスピーカー、デュアルマイク |
Network I/F | Wi-Fi 6E Bluetooth 5.2 |
Wi-Fi 802.11ac Bluetooth 4.0 |
内蔵ストレージ | 512GB (PCI Express 4.0 x4接続NVMe/M.2) | 256GBB SSD |
Monitor | 14インチ OLED(2880×1800、120Hz) タッチパネル |
13.3インチ Retina(2560×1600) |
外部端子 | Thunderbolt 4*2、USB 3.2*1、HDMI 2.1 | Thunderbolt 2*2、USB 3.0*2、HDMI |
カードスロット | なし | SDXCカードスロット |
その他 | IRカメラ(Windows Hello対応) バックライト付きキーボード ASUS NumberPadタッチパッド 電源 65W USB 接続 |
720p FaceTime HDカメラ バックライト付きキーボード マルチタッチトラックパッド |
ASUS Zenbook 14(UX3405MA-TU5165WBL)の搭載CPUは、Core Ultra 5 プロセッサー 125Hで、Pコア 4コアとEコア 4コアとLP Eコア 2コアを搭載しています。スレッド数は、18です。
「Meteor Lake」アーキテクチャを採用し、旧世代のCore iシリーズから大きく進化しています。
特にAI処理能力と内蔵グラフィックス性能が向上している点が特徴です。以下にその主な特徴を説明します。
1. ハイブリッド・アーキテクチャ:
3. Intel AI Boost (NPU - Neural Processing Unit):
4. 高速な接続性:
5. 省電力性能の向上:
6. その他の特徴:
Core Ultra 5 125Hの内蔵グラフィックスはIntel Iris Arc Graphicsです。
1. Xe HPG アーキテクチャ:
2. ハードウェア・レイトレーシング:
3. Intel Xe Super Sampling (XeSS):
4. AV1 エンコード/デコード:
5. Intel Deep Link テクノロジー (対応CPUと組み合わせた場合):
6. 最新のディスプレイ出力:
7. ベンチマークスコア:
以下の表は、一般的なベンチマークスコアを比較したものです。実際のゲームパフォーマンスは個々の環境や設定によって異なるようです。
NVIDIA GeForce GTX 1650 (Mobile) 程度のGPU スペックはあるようです。
ベンチマーク | Intel Arc Graphics (Core Ultra 5 125H 内蔵) | NVIDIA GeForce GTX 1650 (Desktop) | NVIDIA GeForce GTX 1650 (Mobile) | GeForce MX550 |
---|---|---|---|---|
3DMark Time Spy (Graphics Score) | 約 3,500 - 4,500 | 約 3,800 - 4,800 | 約 3,000 - 4,000 | 約2,500 |
3DMark Fire Strike (Graphics Score) | 約 9,000 - 11,000 | 約 9,500 - 12,000 | 約 8,000 - 10,000 | 約6,000 |
PassMark G3D Mark | 約 7,000 - 8,000 | 約 7,500 - 9,000 | 約 6,500 - 7,500 | 約4,500 |
メモリーは、一般的な事務用途が中心になるので、16GBとしました。
オンボードで交換はできません。
その分メモリ帯域は、LPDDR5X-7467の128ビットバス(64ビットデュアルチャンネル)なので、119.47GB/sと高速。
Intel Iris Arc Graphicsにメモリを取られるのですが、ゲームや画像・動画編集をするわけではないので問題なしとしました。
SSDは、512GB M.2(Type 2280)、PCIe Gen4、NVMe が搭載されています。
いままで、MacOSとWindows10の2つのOSを搭載した状態で、256GBのSSDで運用をしていたので、512GBで問題ないはずです。
交換は可能なようです。
ネットワークは、有線がなく、無線は、IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax となっていますので、最大通信速度は理論値で9.6Gbpsです。
なお、我が家の無線APは、4804Mbps(4.8Gbps)が、理論値の最大通信速度です。
外部ポート類は以下のようになっています。
Thunderbolt 4が搭載されているので、将来の拡張性が担保されています。
Thunderbolt 4を搭載しているので、将来の拡張性は充分に確保されています。最大40Gbpsの接続速度は大変魅力的です。
Windows Helloに対応した270万画素の顔認証(IR)カメラが標準装備。
ディスプレイは、タッチパネル対応で、14インチ OLED(2880×1800、120Hz)(UX3405MA-TU5165WBL)となっています。
ZenBook14が当初発表された時点では、Core 5 125H 搭載モデルでは、1,920×1,200ドット,
60Hzという画面になっていました。
2024年6月に追加発売されたようです。(おかげでWeb上の情報が少なかった・・・)
使用期間:2025.04.04〜