徒然なるままに 14年5月28日
iTunes Match
Appleが、iTunes Matchを今年のゴールデンウィークから日本でもスタートさせました。
アメリカでは2011年にスタートしていましたので、遅れること「3年」でした。便利なサービスだと思っていましたので、日本でも早く利用できるといいなぁと思っていました。(matchingに非常に時間かかる)スタート直後の混雑期を避けて利用を開始しました。
iTunes Matchは、同一のAppleIDで認証されたiTunesやiOS端末等10台までであれば、iCloudによって保存された楽曲をネットワークが繋がっているところであればそのデバイスで自由にストリーミング再生・ダウンロードをすることが出来ます。
自宅のiTunesには入っているけど同期していないから、出先のiPhoneでは聞くことが出来なかったということを少なくすることが出来ます。(今までもiTunes
Storeで購入したものは、購入時と同一のAppleIDで認証されたiPhoneでは無料で(手動)ダウンロードが可能ではありました・・・)
また、同一のAppleIDで認証されたiTunesでもストリーミング再生・ダウンロードが可能なので、複数のPCのiTunesでも特に手間をかけることなく、プレイリストを含めてメインのiTunesと同じように利用が可能となります。私的には特にこのように使えるのが、便利なところです。この点に惹かれて、年間登録料3,980円を支払う気になりました。(ホームシェアリングという方法もありましたが、意外に制限が多く、家庭内ネットワークでしか使えません…)
さらに、iTunes Storeで購入した楽曲以外でiTunesに登録した楽曲(CDからリッピングするなどしたDRMフリーのMP3・AAC等)は、
iTunes Match上にアップロードされ保存されます。この時、ある曲が128kbps以下のMP3であり、iTunesで取り扱っている曲であった場合、iTunes
Plus相当の256kbps AACに置き換えられるので、楽曲ファイルの音質向上を図ることもできます。(もともとの楽曲ファイルは更新されないので、手動で入れ替える必要があります。)
使い方・覚え書き
- パソコンのiTunesで、「ミュージック」→「iTunes Match」を有効にする。
年間登録料 3,980円/年がかかる。
- 初期のマッチングおよびデータのアップロードには、長時間かかる。
場合によっては、途中(主にSTEP2)で中断(したように見える)するのでやり直しの必要もある。(そこまでの結果はUploadされているので、やり直しは以降の分から。)
- iPhoneで、「iTunes Match」の結果を利用するには、「設定」→「iTunes&App Store」で「iTunes Match」を有効にする。
「すべてを表示」の「ミュージック」が有効になっていることを確認する。(ここが有効でないと、iPhoneにダウンロードされている曲しか表示されない。)
「モバイルデータ通信」は、「無効」に設定する。3GやLTE環境下では、明示的に再生やダウンロードを指示しない限り、iCloudからのストリーミング再生やダウンロードは行われなくなる。
Wi-Fi環境下では(自動で)iCloudからのストリーミング再生やダウンロードは行われます。
(この設定をしないで、外出先で音楽を聴いていると、データ転送量やバッテリーの消耗が激しくて…本体もすぐに熱くなります。)
- ここまでの設定を行うと、「ミュージック」アプリでiCloud上の楽曲や、プレイリストのすべてが表示されます。(数分かかります)
以上を設定しても、「ミュージック」アプリで「iTunes Match」に切り替わらない場合、「自動ダウンロード」の「ミュージック」が「無効」になっていることを確認する。
- 曲名がグレーアウトしているものは、iCloudに楽曲が保存されていません。
- 曲名が黒くなり、雲マークがないものは、iPhoneに楽曲が(ダウンロードされて)保存されているものであり、オフラインでも聞くことができます。
「iTunes Match」を解除しても、iPhoneから楽曲は削除されません。
- 曲名が黒くなり雲マークがあるものは、 iCloudからのストリーミング再生(Wi-Fi環境や「モバイルデータ通信」は、「有効」に設定している場合)を行うことが出来ます。
- 曲名をタッチによるストリーミング再生によるダウンロードは、「iTunes Match」をオフにするとすべて消去されます。(iPhoneの容量が不足して記場合には、「設定」→「iTunes&App Store」で「iTunes Match」を無効にすると、ストリーミング再生によりダウンロードされたものが削除されます。)
「モバイルデータ通信」は、「無効」に設定されている状態で、楽曲を楽しむ場合には雲マークをタッチして、ダウンロードを行います。「モバイルデータ通信経由でダウンロードしますか?」と確認されます。iPhoneに楽曲がダウンロードされます。(「iTunes Match」をオフしても削除されません。)
- 初期状態のまま使用すると、「iTunes Match」は1年ごとに契約が自動更新されます。
それを避けたい場合には、iTunesで「iTunes Match」の(契約)」自動更新をオフ」にしなければなりません。
「Store→アカウントを表示」とクリックし、Apple IDとパスワードを入力。
「アカウント情報→iTunes in the Cloud」に「iTunes Match」の項目があります。右端の「自動更新をオフ」をクリックします。
- 最初にiTunes Matchを実行した以外のパソコンのiTunesで、iTunes Matchを利用する場合、ホームシェアや既に登録済みのが曲をすべて登録解除します。
「ミュージック」→「iTunes Match」を開始します。
数分で、iCloud上の楽曲や、プレイリストのすべてが表示されます。
以後は、iPhoneと同じように使うことができます。
iTunesStoreで購入したり、Geniusやプレイリストは、同一のAppleIDで認証されたiTunesやiOS端末等で自動的に同期されて利用できるようになります。
最終更新日:2014/05/30 07:35:07作成者:高橋 秀雄 hd5h−tkhs @ asahi−net.or.jp
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