今回記事にするのはスーパークラシック abrAsus の「薄い財布」です。
今年の春先に、財布を新調しました。
以前使用していた財布は、皮が手入れをして使ってきたとはいえ、さすがに痛んできてしまったからです。
「薄い財布」は、2010年頃から知っていたのですが、今頃になって紹介するのは、2013 グッドデザイン賞を受賞したのを知ったからです。
今回新調した財布 スーパークラッシック社の「薄い財布 abrAsus」は、実はちょっとした特徴があります。
それは中身を入れても15mm以下という薄さです。 通常の二つ折りの財布は、25〜30mmはあるんではないでしょうか。私の以前の財布も28mmはありました。
当然同じ中身のまま薄くなるはずはありませんから、いくつかの制約があります。
中身に制限があるとはいえ、こんなにも財布が薄いのは、紙幣の押さえとカード押さえに切り欠きがあり、ぴったりとはまるように作ってあったり、硬貨とカードの収納位置がずらしてあるなどの工夫があるからです。
切り欠きについても、カードをスライドさせて取り出しやすい位置にある等、実に細やかな配慮がされています。
小銭入れ部ですが、この部分がふた(札入れ)の押さえにもなっています。
しかし、これだけしか入らないというのは、慣れるまでは結構厳しい制限かもしれません。特に硬貨が15枚というのは、今でもたまに超えて入りきらなくなることがあります。硬貨を入れる部分が小さいので、仕舞うのに時間がかかるということもあります。
カードも5枚しか入りませんので、多数のクレジットカードやポイントカードを持ち歩いている人にも向かない財布です。
スパークラッシック社のECサイトでは、(購入した頃は)皮に「エンボス加工」を施したものしかなかったのですが、高島屋限定品で、「栃木レザー」のフルベジタブルタンニング(別称 ぬめ革)の天然皮革を使用しています。 「エンボス加工」とは違い、傷が付くと目立ちやすいのですが、柔らかさや手触りが非常に良いです。
黒皮に、内部を赤という組み合わせにも心惹かれたのですが、黒×紺というちょっと遊び後ごろはあるが落ち着いた色の組み合わせのものを購入しました。
実際に使ってみると、紺の部分はほとんど隠れてしまうので、「黒×赤」でも良かったのかもしれません。