徒然なるままに 09年10月18日
Canon EOS 7D をしばらく使ってみての感想
EOS 20Dからの乗り換えですので、便利になったところや戸惑ったところなどのギャップが色々なところでありました…
- 画像を消去するときに、20Dでは、「キャンセル・消去・全消去」が一つのメニューに現れていたので、誤って「全消去」しないように操作には気を使いました。
7Dでは、「全消去」が消去ボタンからは簡単に出来なくなったのは、操作ミスを防ぐ意味で大変良い変更点でした。
過去に一度だけ誤って全消去してしまったことがありました・・・まだ、その日の撮影枚数が少ないうちだったのですが、ずいぶんと気落ちしてしまいました。
- 露出制御については、分割エリアが「63」に増え、測距点との連動も改善されており、主要被写体が適正露出になることが多くなりました。
代わりに何時もなら露出補正をしていた場面での、補正が不要となったので、過剰補正にならないように画像やヒストグラムをきちんとチェックしての結果確認を当分は行っていく必要があります。「iFCL測光」による色を加味した露出制御の影響なのかもしれません。
- ISO感度自動制御については、スナップでは大変便利な機能でした。失敗写真を減らす効果は「大」です。
作品づくりでは思ってもいなかった絞りやシャッタースピードを出されてしまうので、ちょっと困りものです。
場面による使い分けが重要ですね。
- モードダイヤルが動きやすい。
カメラバックから取り出した時などには必ず確認が必要です。左肩上にあるので、いろいろと接触しやすくちょっとしたはずみで回ってしまいます。
わたしは、Av(絞り優先)をよく使っているので、M(マニュアル)によく変わっていました。ロック機構があるか、電源をoffしないとモードダイヤルが回らないという仕様でもいいかもしれません。
- DEPTH(被写界深度優先)がないので、ちょっと不便かな。
20Dに比べると「絞り込みボタン」が小さめで押しづらいので、被写界深度を利用して撮りたい時に、不便に感じます。
Av(絞り優先)を常用しているので必ずなければということも無いのですが・・・
- AFは大変早く精度も文句はありません。
一般的な構図では主要被写体にしっかりとピントを合わせてくれます。
測距点は、もう一点づつ四隅方向にあるとよかったかなぁとは思います。これはどのような構図の写真を多く撮影するのかでも変わってくるのですが・・・
「領域拡大AF」は大変使い勝手がよく常用のAFモードにしようかと考えています。
- 電源スイッチが独立して、露出補正ダイヤルロックが単独になったのは、誤って補正をかけてしまうことが無く大変便利です。
露出制御がカメラ任せでも比較的思い通りになっているので、今の所はロックを外すことはあまりありませんが。
- 「AFマイクロアジャストメント」機能でレンズ調整できます。
Canon純正のレンズは大きな補正は必要ありませんでしたが、SIGMAの2本のレンズは、前ピンになっていました。最短撮影距離付近で確認すると、18-200mmで約2cm、50mm
Macroで8mmほど。
通りでMacroではAFが使い物にならなかったはず。これでしばらく撮影してみようと思います。
今後は、色々な写真を数多く撮影をして露出の癖を掴んでいきたいと思います。EOS 20Dとは癖は大きく違うようですので、感覚的に(7Dの露出制御に)慣れていきたいと思います。
最終更新日:2009/10/18 11:05:59作成者:高橋 秀雄 hd5h−tkhs @ asahi−net.or.jp
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