09:35 新宿駅。スーパービュー踊り子53号の発車時間である。
我が家は一家で伊豆への旅行へ行くためにこの列車に乗っている。久々の旅行でもあるので、羽根を伸ばしたいと思う。
座席が続きで取れなかったため、最初は3号車と4号車とに席が分かれていたのだが、下車駅が同じ人が隣であったので、お願いをして席を替わってもらうことが出来た。
これであずさが暴れてもひと安心。
さて、この『スーパービュー踊り子』に使用されている車両は、253系といい、10両編成で、全席指定である。
1号車と10号車は、2階席前部が展望席となっている。1号車は伊豆急下田よりでグリーン車になっていて、なかなか気分はよいらしい・・・
10号車には以前乗ったことがあるのだが、座席間が狭く子供を連れて乗るには向かない・・・でも、風景は最高である。
また、他の車両も天井までの大きな窓が取られ、伊東・伊豆急行線内での雄大な風景が堪能できるようになっている。
また、10号車の1階は子供室になっており、子供を連れて遊ぶことが出来るようになっている。
子連れの旅行にはありがたい配慮である。
この日の天気は『曇り』。昼から夜にかけては『雨』という予報が出ていた。
せっかくの「スーパービュー踊り子」なのだが、残念なことに展望がひらけることは終点の伊豆急下田についてもなかったのが残念であった。
が、途中の「河津駅」周辺の『桜』が綺麗に咲いているのを見ることが出来たので、取った写真を掲載しておく。
ここの桜は「河津桜」といって、2月初旬頃から咲き始めるもので、例年ならばもう見頃を過ぎているはずの桜である。
後日談ではあるが、翌日の5日には職場の知り合い2家族が、河津桜を見に来ていたという話を聞いた。みんな考えることが同じようである。
伊豆急下田駅には定刻の12時14分に到着。
まずは腹ごしらえからである。
駅前本通りをNTTのビルが尽きるまで歩いたところを稲尾沢川へむかうと、「なかがわ」というお店がある。1Fが調理場で、2Fにテーブルと座敷があるお店である。
焼き魚と刺身の定食と、煮魚と刺身の定食を注文したのだが、以外に量があり、美味い。焼き魚は注文を受けてから焼くようで、しばらくの時間を覚悟したほうが良い。(ちなみに焼き魚は、イサキとアジ、刺身は、タイ、ハマチ、カツオであった)
料金もさほど高くは無いので、お勧めの店ではないだろうか?
(ガイドブックを見ると、いわゆる磯料理のお店では、3,000から5,000円が多いようなので、2000円はお得である。)
料理をおいしく頂いたのはいいのだが、ここで、問題発生。
なんと、あずさ(娘)のオムツから水漏れ発生!!大した量ではないのだが、とにかく着替えをさせなければいけないと言うことで、せっかく荷物を預けた下田の駅に逆戻りである。
しかも、とうとう雨も振り出してしまい、気持ちが悪くてぐずるしで、ちょっと、私も母もキレ気味。
結局着替えても、当初予定の下田海中水族館には行かずに、宿へ直行することとした。
下田海中水族館は次回の旅行にキープである。
宿は、伊豆急線で戻って、稲取駅下車である。
迎えのマイクロバスで、「いなとり荘」(外観)へ。
チェックイン時には紫蘇ジュースのサービスがあったり、家族づれだからだろうか、飾ってあった雛人形・吊るし雛の前での記念撮影などがあった。
天気さえ良ければ、全室海に面しているので、大島・利島・三宅島などの伊豆七島が水平線上にその姿を見ることが出きるのだが、残念ながら、曇天なので見ることが出来ない。
明日の朝に期待である。
広い大浴場を堪能してからは、われわれの待望の夕食となりました。魚介類は、写真にも見えている鮑(あわび)の踊り焼き、金目鯛の煮つけのほか、伊勢海老の刺身などさすがは「伊豆」というものがふんだんに出てきました。
とくに金目鯛の煮つけは、30cm近くのものが出てきて、3人で食べても十分な大きさのものでした。
さらにここに写っているものの他にもてんぷらを始めとして数点が出てきて、数・量・味とも、十分なものでした。(2人分を3人で食べても食べきれないほどの量)
日本酒も5種類以上、部屋のビールも事前に連絡して置けばお好みのものに出来るなどサービスは満点です。