徒然なるままに 99年10月02日


 今回は、IBM WorkPad導入記1である。
 2日に日は変わっているが前夜からの引き続きである。新しいおもちゃには長く触っていたいものなのである。


 WorkPad自身は、標準でいくつかのソフトウェアを内蔵しており、それだけでも十分PDAとして活用できる仕上がりになっている。主なものは以下の通りである。

 標準でパソコンとデータ交換を行うためのハードウェア(クレドール)、ソフトウェア(Palm DeskTop)も附属しており、通常は何の不便もないと思う。

 しかし、冒頭にもあるとおり「おもちゃ」である。そのまま私が使うはずはない。
 昨日紹介した予定表(DateBk3 日本語版)、時刻表(DA TrainTime)、Web巡回(PiloWeb)、DOCリーダー(HautMeDoc)を早速導入した。
 これらのPalmware(ソフトウェア)は、WorkPad購入に先だって、便利そうだと目星をつけていたものである。


 今日はDateBk3 日本語版を紹介しよう。
予定表 WorkPadにも、秀逸な予定表が附属している。右がその画面である。
 時刻指定のないスケジュールと、時刻指定のあるスケジュールとを表示してくれる。ここのスケジュールにコメントを付けることも可能だし、アラームや繰り返しの設定も可能である。
 それぞれのスケジュールの右端にあるアイコンが、コメントがあることや繰り返しスケジュールであることを表している。
 また、週間月間のカレンダーを表示することも可能である。
 入力もいきなり入力するか新規ボタンを押して時間から入力するかの簡単操作である。

 しかし、週間のスケジュールでは、予定があることは分かってもそれが何であるのかがわからない。また、ToDoと連携できないので、ToDoと個別にスケジュール管理をしなければならないという不便さがあるという。
 私もToDoを活用する方だし、週間の予定を見ながら仕事を行うので、これでは不便であろうと考えた。

DateBk3 DateBk3 日本語版は、私のそんな不満を見事に解決してくれるものでした。
標準添付の予定表とほとんど同じ見た目と操作性ながら、ToDoとの連携や週間・月間のViewの使い勝手が非常に良くなっている。
 左の画面を見てみると、予定表との違いが分かることと思います。同じ日のスケジュールを表示しています。
 上2つのスケジュールがToDoです。一定以上のランクのToDoだけを表示する、完了したものは表示しないなどの細かい制御も行え、狭い画面を有効に使える工夫がなされています。

 また、スケジュールをカテゴリーに分けて、指定したもののみを表示することも出来ます。業務毎に分けたり、仕事と家庭・個人を分けて表示させるということができます。
DateBk3 Week View
 週間Viewも、予定表と同じものもありますし、手帳のイメージのある週間Viewもあります。例示のものは、1週間のスケジュールを表示したものです。同じような形式で2週間表示することも出来ます。
 さらに、年間Viewや、スケジュールのみを表示するViewもあります。
 同じデータを切り口や見かけをかえて見ることが出来るのは、PDAならではの機能です。紙の手帳ではいちいち転記しなければなりませんからね・・・
 転記といえば、テンプレート機能もありますので、頻繁に入力するデータは簡単に入力できます。

 PDAとして重要な機能にアラーム機能がありますが、このソフトもアラーム機能を持ちしかもスヌーズまで出来ます。大変便利です。パソコンのスケジューラーと違い身近に置いて置けるので、アラームが無意味ということが少なくなります。

 このソフトは、標準添付の予定表とデータの互換性があり、Palm DeskTopでデータを修正・追加することも可能です。また、WorkPadは、OutLookやLotus Notesとデータ交換することが出来るので、標準添付の予定表とデータの互換性があることは非常に重要なことです。
 最後になりましたが、本ソフトウェアはシェアウエアです。20米ドル。


戻る


最終更新日:1999.10.11 22:03:38
作成者:高橋 秀雄 hd5h−tkhs @ asahi−net.or.jp
Copyright 1999