今回は、IBM WorkPad購入記である。
きっかけはASCII 10月号を買ったことにある。そこには『Palm Club』という連載記事が載っていたのだ。
Palm/WorkPadで使える親指で入力するキーボードが発売されるという記事と、DOC形式ファイル(WORD
とは別)を表示するリーダー等の記事が載っていた。
記事を読んで数日のうちは全くほかの記事と同じように単なる情報として捉えていたのだが、たまたま、秋葉原の若松通商 PS/PLAZAのホームページでWorkPadの価格を見てしまい、とたんに欲しくなった。こうなると気になって仕方がない。
しかし、国産PDAの日本語ペン入力の使いにくさを知っていた私は、Palm/Pilotもペン入力だしとか、考えていたのだが、記事には親指で入力するキーボードが発売されると書いてある。キーボードがつくんだったら使い物になるんではないだろうかと考えた。(実際には国産PDAとは違った形でのペン入力を採用していた)
そして、ホームページや、NIFTYのフォーラムを覗いてみてびっくり。
そこにはとても、PDAとは思えない濃密な世界が広がっていた。
PDAの基本である「予定表」を改良したPalmware(ソフトウェア)があること、Web巡回ソフトとセットで使うと便利なDOCリーダー、次に発車する列車の時刻を表示するPalmwareなど、今まで不便に思っていたことがすべて解決するものが揃っていたのだ。
各種のソフトウェアをあらかじめダウンロードして、ドキュメントを見る。そのソフトのレビューをしているサイトを探しては情報を見る等ということをして、買うかどうかを検討していた。
そんなところに、さる筋から34,000円で売っているという情報が飛び込んでくる。
購入を決断した。
そして、今手元に、IBM WorkPadがある。
ここから数回は、IBM WorkPadの環境設定などの話を書いてみようと思う。