大学のネットワークと共用コンピューターの運営のための委員会での議論。
文系学部の委員から、「大学全体でファイヤーウォールを構築されては困る。必要なところだけが行えばよい」との意見が出された。
具体的には「POP」を学外から利用出来ないようにされるということが気に入らないということらしいのだが、「利便性の追求」と「検討不足」をポイントとして、どんどん物を言ってくる。
「検討不足」の根拠を検討過程を広報していないという一点によっているようだが、「すべての検討課題を公開する必要があるのだろうか?」という疑問が湧く。
(検討は、事前に結構行ったのに…)
同じ委員の口からは、「技術的なことはよく分からないから」という言葉も出てくる。「検討過程」のことを、平易に「広報」するのは、結構大変なことである。しかも、実際には全学の委員会での昨年の「検討」があり、それを実施するというときになっての突然の反対である。
少ない人数で、理工系・文系を含めた共用計算機とネットワークの管理をどうにかこうにか行っている「行政」職員にはつらい言葉である。
わたしも現在の職場に配属されるまでは、「UNIXってなに? ネットワークって便利らしいけど、大変そうだよね」程度だったのだから…
もう少し、「昨年の検討」を尊重してもらいたいものである。
(もちろん、こちら側の対応の悪さや広報の悪さも改めて考えるとあるのだが…)
作 成 者:高橋 秀雄 hd5h−tkhs @ asahi−net.or.jp
| 最終更新日:Sun,20 Jul 1997 17:30:00 |
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